EXPERIENCE MANY ARTIN ISLANDS OF SETOUCHI
post no3
27 October, 2012
Inujima, Higashi-ku, Okayama-city, OKAYAMA JAPAN34°33'50.7"N 134°06'23.7"E
RITSURIN PARK

幼なじみと旅行へ行こうという話になり、以前から話を聞いていたりして興味があった、皆さんもよくご存知の「直島」「犬島」「豊島」を巡るアートの旅へ。
長崎からJRと新幹線で岡山まで、そこからいくつか乗り継いで、フェリーで直島へ渡る…はずだったのだけど、初日は時間的なものもあって香川まで行き1泊。翌日、栗林公園へ。「お庭の国宝」とも言われるところで、文化財庭園としては日本最大だとか。松が多く、庭園が本当に美しく落ち着く場所。お庭のどこからでも入れるよう、四方に正面がある建物などもあって、見所満載だった。

NAOSHIMA

栗林公園をあとに、いよいよフェリーで直島へ渡る。降りた瞬間からアート臭がすごい…!空き缶とか何でも無いものがそこら中にアートとなって存在していた。

家プロジェクトの「南寺」や「護王神社」「はいしゃ」、まさに「アート」で不思議な空間だった…。時間的にすべてをまわれなかったのがとても悔しいのだけど、次回また来る理由にもなるので良しとする。アートプロジェクトだけでなく、道中から見られる海や山の景観も美しかった。

NAOSHIMA34°27’30.5″N 133°58’37.4″E

CHICHU ART MUSEUM & BENESSE HOUSE

ひと通りアートを楽しんで、この日の締めは「地中美術館」。ここは2018年現在も一番好きな美術館として挙げられるくらいに好きな場所。中でも「ウォルター・デ・マリア」のアートスペースで感じたものは今でも覚えているというくらいに印象的だった。近いうちに必ずまた足を運びたい。この日の宿泊は安藤忠雄氏建築のベネッセハウス。ミュージアムもあるし、ショップも面白いし、客室から海も見えるし、とっても良いところ。奮発して良かった。

BENESSE HOUSE34°26’43.3″N 133°59’27.1″E

INUJIMA
INUJIMA SEIRENSHO ART MUSEUM34°33’50.1″N 134°06’22.6″E

最終日、まずは犬島へ渡り、またアート臭満載の道を歩きながら、銅製錬所の遺構を保存・再生した「犬島精錬所美術館」へ。1909年に建設されてわずか10年で操業を終えた製錬所で、工場の跡や煙突がそのまま残されている。その古い建造物と三分一博志氏建築の美術館が割とマッチしていて独特の景観だった。海が見えて、島も見えて、すごく好きな場所になった。

精錬所をあとにして、また歩きながらアートに触れる…本当にアート一色の旅だな…と思いつつ、「アート」と「デザイン」の違いを考えされられつつ…。犬島は小さい島なのでほどよくちゃんと回れた気がする。地図で見ると、密集しているかと思いきや、犬島だけ割と離れてるんですよね。位置関係が分かるとより一層面白いです。

TESHIMA

最後はこれまたかなりのお気に入りスポットになった豊島美術館。犬島から船で豊島へ…だったと思う。歩いて美術館まで。今回は自転車など使わずすべて徒歩だったのだけど、友人はかなり疲れていたので、直島では特に、レンタサイクルなどあれば借りるのがベストかと。豊島美術館は形が特徴的ですよね。西沢立衛氏建築の建物で、内藤礼氏の水滴が湧き出てくるというアート作品が、ずっと眺めていられるくらいに神秘的な場所。ショップも独特だった。ここも是非また行きたい。豊島美術館の後は「心臓音のアーカイブ」を見に?聞きに?行って、終了。アートにどっぷりだった今旅、経験出来て良かった。また学びに行きたい。

Les Archives du Cœur34°29’16.5″N 134°06’11.1″E