8月15日、精霊流しがある日。友人と見に行こうと約束していたので、その前にドライブに行こうという話になり。友人が以前、「ナニコレ珍百景」で「の」の字の松が川棚にあるというのを見たらしく、行ってきた。その前に、川棚ということで、廃墟好きの私たちはまず「魚雷発射試験場跡」へ。その名の通り、魚雷の発射試験が行われていたところで、観測所跡もあってここで合格になった魚雷が佐世保鎮守府に送られていたらしい。もともとは片島という島だったらしく、「片島魚雷発射試験場跡」とも。実際GoogleMapではそう表示されている。「バケモノの子」で、九太が熊徹と訓練するシーンに出てきた場所で、何度か足を運んでいるので、出てきた瞬間分かったのが意外と嬉しかった。
釣り人なんかもいらっしゃるけど、薄暗い時はやはり不気味なので、晴れの日に行くのがオススメ…。晴れた日は陽が差し込んでかなり神秘的。この日は天気が悪かったので、ひとりだったらちょっと躊躇していたかも…。やはり絵になる廃墟だけあって、コスプレした方々が撮影していた。車がないとなかなか行けない場所なので、行かれたい方はいつでも言ってください。ご案内します。
ちなみに余談ですが、うちの父親が若い頃、ここで母親を撮影したとか何とか…(どうでもよい…)。
はい、来ました。目的地の「の」の字の松。笑える。これを見るために川棚まで来たなんて…。「ナニコレ珍百景」No.956です笑。写真の通り、正面から見ると本当に「の」である…。サイトを見ると、「樹齢100年を超えるこの松は、小さい頃になんらかの理由で幹が折れ、根が弱ったものの、太陽に向かって生長を続け、このような形になったと考えられるそう。」と書いてあった。「ほんとに”の”だ〜!」意外の感想がない笑。
「の」の字の松を堪能?したあと、長崎市内に戻ろうという途中で「無窮洞(むきゅうどう)」とう看板を発見。寄ってみた。第二次世界大戦中に当時の宮村国民学校の教師と小学生たちが掘った巨大な防空壕、幅約5m、奥行き約20m、生徒500人が避難できたというほどの大きさ、とのこと。ちょっと不気味だった…。友人もそう感じていたらしく、足早に見て回った。
最後に、本来の目的であった「精霊流し(しょうろうながし)」を見に長崎市内へ戻ってきた。この日は天気が悪かったのだけど、夜は雨も上がって堪能できた。どういうものなのかはWikipediaにて…。まだまだ若い頃は「長崎くんち」含めまったく興味が無かった長崎のイベントだけど、大人になるにつれて興味が出てくるのはなんでやろう…。「格好良い」という言葉は相応しくないのかもしれないのだけど。爆竹の音を聞いていると、「あぁ夏だなぁ…」と感じる地元民でした。